貨幣の歴史 ベーシックインカム

ベーシックインカム R2.5.23(土)

 

●貨幣の歴史

 

古代 物々交換

   ↓

   米・布・塩が貨幣のような役割(物品貨幣)

 

683年 飛鳥時代 「富本銭」(中国の貨幣をモデルに作られた)

 

708年 奈良・平安時代 「和同開珎」

 

その後250年経過し、

 

その後600年は、日本で貨幣は作られず、中国の貨幣を輸入して使っていた

        「宋銭」 砂金輸出の対価として宋銭を輸入

        ↓ ますます貨幣は重要になっていき輸入が増える

        1404年 明銭の「永楽通宝」は人気で全国で使用された

            (粗悪な「びた銭」も流通)

 

1587年 金銀の採掘がさかんになる。金山、銀山を手にした戦国大名

    金貨、銀貨を作る。有名なのは武田信玄の「甲州金」

    豊臣秀吉が金貨、銀貨を作る(しかし、これは主にほうび用で、流通しない)

    庶民はあいかわらず明銭やびた銭を使用

 

徳川家康 日本で初めて貨幣制度を統一。全国で使えるような金貨、銀貨を作る

 

1636年 徳川家光 銅銭「寛永通宝」を作る。金、銀、銅貨がそろう(三貨制度)

 

1695年 元禄の改鋳(かいちゅう)

    江戸幕府の財政難を乗り切るため、金貨、銀貨の質を落として、数量増やした

    ↓

    物価が上がって人々が苦しむ

        疑問)このとき質を落とさず量を増やしたらどうだったのか?

        疑問)このとき人々が貨幣の価値を疑わず使えばよかったのでは?

    ↓

    江戸末期まで改鋳(かいちゅう)を繰り返す・・・

    ペリー来航 金銀交換比率の違いを利用して、外国商人が儲けるために大量の     

          金貨が海外に流出

 

1868年 明治政府 近代的な貨幣制度にするために造幣局を建設

    新貨条例制定 「円」の誕生

    金本位制(金1.5グラム=1円)

    金、銀、銅貨発行

 

1882年 中央銀行として日本銀行を設立

 

1897年 貨幣法公布

    金0.75グラム=1円に変更

 

1920年 大正時代 第一次世界大戦

    ヨーロッパが金の輸出を停止

    日本も金本位制を停止

    金貨の製造を休止

 

1932年 金本位制が完全停止

    管理通貨制に移行

 

1938年 臨時通貨法が交付

    補助貨幣の製造

 

1964年 初めての記念貨幣 東京オリンピック記念貨幣発行

 

1987年 通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律制定

    現在に至る

  

  参考文献:造幣局ホームページ