ベーシックインカム⑳社会保障の表

いつも読んでくださる方、ありがとうございます。

 

今回はベーシックインカムを考える上で、現行の社会保障についての考察は欠かせないと思い、付け焼き刃ですが、調べて表にしてみました。

だいぶアバウトかつ、自分の関心に基づきつくっているので、正確な条件や金額などについては改めて正確な資料を当たって下さいますようお願いします。

 

この表をつくっていて驚きました。最低限の生活すら送るのが困難な社会保障体系となっていたんですね。働くこと前提の社会保障制度なんだと気づかされてショックを受けました。

障害年金も遺族年金もそれ単独で食べていけない金額だったとは。

しかも厚生年金(老齢年金の)でさえ、平均値でようやくぎりぎり最低限の生活を送れるかどうかという金額(月8.3万円。国民年金部分の月6.2万円と合算して月14.5万円)なのには驚きました。

これは、経済的にしっかりしている家族との同居や、安定した給与をくれる企業が十分に存在して、なおかつ積極的に雇って、大事にしてくれることが前提にないと成り立たない社会保障制度なのではないか。

申し訳ないが、今現在の日本ではどちらも難しくなってきているし、今後その傾向は更に悪化するだろう。大体今の60才以上はまだ経済的に恵まれていた時代の蓄えがあるかもしれないが、20年、30年後の次の世代の高齢者層は経済的な蓄えはかなりなくなっているのではないか。

この表を作成していて冷や汗の出る思いだった。

これはもうベーシックインカム一択なのではないか。

1人暮らしで安定した仕事についていない人や、障害年金をもらえるレベルではないが仕事につくのは難しい人や、引きこもりの人等も相当数いるし、これからも増えていくのではないだろうか。

そして今はなんとか大丈夫な人も、何かのきっかけですぐに貧困層になる。昔はそこに経済的にしっかりした家族や、面倒見のよい企業があって支えてくれたかもしれないが、今現在そのセーフティネットは弱くなってきている。

これら社会環境の変化や、現行の社会保障を見るに、ベーシックインカムがなければ生きていけない時代だと思う。

一刻も早くベーシックインカムを導入してほしい。

時間的な猶予はあまりない。

 

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