ベーシックインカム㊷_消費創造理論(CCT)_2022/4/16/Sat

2022/4/16/Sat 快晴

 

いつも読んで下さる方、励みになります。

ありがとうございます。

 

今日は大学時代から連れ添った洗濯機を買い替えた日です。

今まで私の生活を支えてくれてありがとうございました。

 

 

1.信用創造に対する言葉として消費創造(CCT:Consumption create theory)を提唱したい。

 1)消費すればするほど消費が生まれる(金は天下の回り者)。

 2)中間業者が多いほど消費が生まれる。

  ①中間業者が多いほど付加価値が生まれ(=中間マージン)、それは給料となり、消費に回ることになる。

 3)新事業に果敢に挑む事業主体を民間融資(通貨供給)で後押しする。

  ①銀行はリスクを負えないので、政府による保証を強力に推進し、よほどでたらめな計画でない限りは貸ししぶらないようにさせる。

  ②民間通貨供給量増加が主目的であり(もちろんそれを通した消費増加も目的だが)、焦げ付いた分は国債発行にて穴埋めする(この場合国債返済は最初から企図せずに「通貨発行の控え」と考える)。

 

 

2.消費をすればするほど経済にはよいと思われるが、これを制限するものは

 1)地球資源

 2)人間資源

  ①人間体内の物質資源のこと。24時間ゲームをすることや、暴飲暴食をすることは健康によくない。

 3)供給増加に伴う過労死などのブラック労働

 

 

3.GDPや付加価値の計算式

GDP = 消費 + 投資 + 政府支出 + 純輸出

GDP ≒ 各企業の売上の総和

売上 = 原材料価格(または仕入価格) + 付加価値

付加価値 = 給与総額 + 福利厚生費 + 動産・不動産賃料 + 減価償却

+ 租税公課 + 営業利益 

 

 

4.中間業者なくなることはGDPにプラスか、マイナスか

中小企業なくなる = 中間マージンなくなる = 付加価値減少 = 給料、経費減少 = 給料・雇用減少 = 消費減少 = GDP下がる

中間業者なくなる = 上と同じ

 

5.供給に比べ需要が弱い場合と、需要が強く供給が追いつかない場合

供給 - 需要 = ベーシックインカム = デフレ = 通貨供給投入

需要 - 供給 ≒ 完全雇用      = インフレ = 通貨供給止める

供給に余力があり、需要が弱い場合(働きたくても働き先がない)には、

その差を、

ベーシックインカムにて通貨供給量を増加してあげて(購買力を高めることで、買い手を確保してやり、供給の足かせを解き放ってやって)、

埋める必要がある。

よく言われているAIによる技術進歩で、

人の雇用が少なくなるときもこのケースに当てはまるだろう。

人々は給与をもらえず消費できない、

人々が消費できないから物が売れない(供給能力はAIで高まっているが、買い手がいないので、増産できないという供給の足かせがはめられている)、

これを解決するにはベーシックインカム等で、

人々の所得を保障し、

消費を確保する以外にない。

 

供給 = 生産技術 + 人口 - 中間業者削減による効率化(=人減らし=給料・雇用減少)

生産技術が上がると、供給量は増加する

人口が増加すると、供給量は増加する

中間業者削減による効率化が進むと(中間業者なくなる)、中間マージン、付加価値、給料、経費が減少し、消費は減少することから、供給量は減少する

 

 

6.穴掘って埋める、だけの公共事業はGDPにプラスか、マイナスか

給与が消費につながる

そのためGDPは増加する

それだけでも効果はあるが、どうせやるなら、意義のある生産活動をした方が、社会に役に立つし、その生産物を消費する人も出てくるので、GDPもさらに増加する

 

 

7.環境活動家の人たちはベーシックインカムに賛成してほしい

食い扶持を確保するために、無理やりに雇用につこうとし、

企業においても売上(食い扶持)を確保するために、無理やりに大量消費、大量廃棄を消費者に促す、

偏った資本主義経済、企業社会、大量消費社会から人類を解放する。

あえてしていた無駄なことをしなくてよくなる。

昭和の時代のような質実剛健、質素倹約な暮らしに戻るイメージ。

買い物かごを持ち歩き、

壊れた家電は修理して長く使う。

 

偏った資本主義経済からの人類の解放。

それは一見素晴らしいようだが、それすらも新たなマイナスを生むかもしれない。

しかし、科学と価値観に分けることができると思う。

科学は不可逆的に正しい方向に進むこと。

価値観は、好き嫌いの問題で、人によって好みが分かれる問題。

その点ベーシックインカムは科学だと思う。不可逆的な変化であり、無理にがんばらなくても必然的に、自然に導入されていくと私は思っている。

そうならないとすれば、それは人口減少と弱者切り捨てをあえて指向する社会であると言えるだろう。

 

さらには科学と価値観と政治に分けることができるかもしれない。

科学でも、価値観でもよくないと分かっていて、好んでもいないのに、政治(権力)の要請でどうしてもやらなければいけない、意味不明なこともあるだろう。

戦争を、誰も望んでいないにも関わらず、やらざるをえないというように。

 

 

8.まとめ

前回のブログで、事業の赤字は「消費」であるということを突き止めた。だから個々人レベルでは恐れるものの、マクロで見れば恐れる必要のないものだと。

また、ベーシックインカムレポート2021 5.技術的な話 の核心部分である、

「民間部門の通貨供給量が増えなかった(=民間銀行融資が伸びなかった)ことが、日本が停滞した要因である」

ことを踏まえて、

政府保証を強力に推進することで、

新事業への民間融資(通貨供給)をリスクをおそれず果敢に増加させることで、

消費(供給)を増加するべきと提唱する。

 

その過程で、GDPの計算式など、調べたり、考えたことを書いた。

 

そして、消費(供給)が大事であり、あとのことはそれに合わせて調整するべきであると思うことから、消費創造理論(CCT)なるものを提唱した。

その最も大事な部分の一つは、

供給 > 需要  の場合、

差額分をベーシックインカムで配ることにより、多くが解決し、

偏った資本主義社会から人類は解放され、

大量消費廃棄社会を改めることができ、

地球と共栄共存できる、

とういう点だ。

 

 

私の名前を引用してくれれば、ばんばん使ってくれてかまいません。

ノーベル経済学賞、下さい。

私の出身大学、出身会社、その他関係してくれた人たち、部屋と家具家電たちに捧げます。