ベーシックインカム㉗_新たな政府通貨発行のために③_2021/02/06

いつも読んでいただきありがとうございます。

 

ベーシックインカムのために、新たな政府通貨を発行するにはどうすればよいか。前回はそれを貨幣(硬貨)で行う場合に必要な法律改正はどのような流れかを考えました。

今回はそれを日本銀行券(紙幣)で行う場合に必要な、内閣による政令の制定はどのような流れか考えます。

 

以前の回の結論

●貨幣(硬貨)においては、金額の種類を新たに設けるには、法律そのものを改正する必要があるだろう。

日本銀行券(紙幣)においては、金額の種類を新たに設けるには、政令で定めるだけでできるだろう。つまり内閣だけでできる。

●以上から考えると、政府通貨でベーシックインカムの費用を捻出するために、例えば100兆円の政府通貨をつくるならば、貨幣(硬貨)よりは日本銀行券(紙幣)の方が話が早いかもしれない。

 

 

では、今回のテーマ内閣による政令の制定について流れを確認します。

政令とは内閣が作る命令のことで、法律で細かく決めきれないことを実務レベルで、決めていくための命令です。

 

1.閣議(内閣の会議)で決定

2.主任の国務大臣と総理大臣の二人が署名

3.天皇が公布

4.官報に掲載

 

 

今回の結論

 前回の法律改正よりも簡単なプロセスのように感じます。

 内閣で作ると言っても、土台は官僚メインで作るのではないでしょうか。我々は直接官僚や内閣のメンバーにお願いするのは難しいかもしれません。

 我々一般国民は、世論の働きかけや、国会議員を通して内閣のメンバーへお願いすることで、政令の制定を求めていくことが大事だろうと思います。

  ベーシックインカムのために新たな政府通貨発行を求めていきましょう。

 

 これで「新たな政府通貨発行のために」のパートを完了します。

 次回以降は、ベーシックインカムやそのための新たな政府通貨の発行を求めていくために、真の国民主権を我々一般国民の手に取り戻していくにはどうしたらいいかを考えていきたいと思っています。

 事前知識がないので、次回更新までは間が空くと思われます。