ベーシックインカム財源を考える
#ベーシックインカム財源 R2.6.14(日)
ユーチューブ動画の
れいわ新選組公式チャンネル
「みんなに毎月10万円を配り続けたら国は破綻するか?」
を見て、ベーシックインカム財源について勉強になりました。
代表の山本太郎氏が話しています。
ダイジェストでお伝えすると以下のような内容でした。
国債発行に限度はあるの?
ケネディ大統領とノーベル経済学者トービンの対話を引用し、
「唯一の上限はインフレ」
それ以外に発行を制限するなにものもない。
日本政府と日銀は平成25年1月に、
デフレ脱却のため、物価安定の目標はインフレ率2%と設定している。
つまり、まずもってインフレが2%になるまでは国債を発行してよい。
参議院の調査情報担当室に次のシミュレーションを依頼した。
全国民に毎月10万円給付、年間だと144兆円を
国債発行で行ったらインフレ率はどうなるか?
1年後 インフレ率1.215%
2年後 同 1.4%
3年後 同 1.8%
4年後 同 1.7%
となり、2%に達しないので可能。
ちなみに、毎月20万円、年間288兆円だとどうか?
1年後 インフレ率1.495%
2年後 同 2.2%
3年後 同 2.9%
4年後 同 2.7%
となり、2%を超えてしまうのでアウト。
最初と最後に、山本太郎氏は
このコロナで、
どの会社も倒産させない、
誰も失業させない、
誰も飢えさせない、
それが政治だ。
みなさんの力をれいわ新選組に貸して下さい、
と熱いコメントをしていました。
少し長くなりますが、もう一本動画を紹介させて下さい。
やはりユーチューブ動画で、
れいわ新選組チャンネル
「【財源の話】れいわ新選組代表山本太郎(字幕入りDVD2019年国会質問&スピーチ集より)」
21分24秒より、
「でも、消費税をなくして国の財政は大丈夫?」
というパートから、
直接ベーシックインカムに言及しているわけではなく、一般的な政府支出の財源としてのお話ですが、参考になったので、以下にダイジェストでお伝えします。
消費税をなくして、その分減った財源分は国債発行で補えばよい。
そんなことを言うと「国債ばっかり発行したら、国が破綻する」という人がいるが、
日本国債の金利は上がってますか?リスク高いと思われて金利が上がってますか?
10年ものでマイナス0.15%ですよ。これでどうやって破綻するんですか?
日本円で発行した国債なのだから、日本円を刷って返済すればいいだけ。日本は日本円を発行できるのだから。
よく引合いに出されるギリシャ国債は、ユーロで国債を発行していて、ギリシャ政府はユーロを刷れない、ユーロの発行はできない、だから日本とは話の土台が違う。
2002年に、日本国債の格付けがアメリカの格付会社から引き下げられたときに、
財務省自身が「日米など先進国の自国通貨建て国債のデフォルトは考えられない」
という意見書を格付会社に3回送って否定している。
では国債は上限なしで発行できるのか?
供給能力(人、資材など)を超えるとインフレになる。
国のインフレ目標は2%だ。インフレ2%までは国債を発行しても問題ない。
ハイパーインフレにはならないのか?
アメリカのケイトー研究所の研究がある。古今東西の56件のハイパーインフレを調べたもの。それによると、歴史上ハイパーインフレが起こるのは以下のケースだけ。
1.戦争で生産能力が破壊され、供給能力が著しく減少したとき
2.大革命で、これまでの通貨が無効になったとき
3.何十年も2桁台のインフレが続いているとき
今の日本は、いずれにも当てはまらないので、ハイパーインフレにはならない。
最後に、山本太郎氏は
現状の社会の問題を解決できるのが政治、
その政治を動かすのが政治家。
その政治家を動かすのがみなさん一人一人の有権者。
この国のみなさんが、この国の最高権力者なのですよ。
と熱いコメントをしていました。
以上、長くなりましたが、
れいわ新選組のユーチューブ動画2点からご紹介しました。
ベーシックインカムの財源についても、希望の光が見える内容だと思います。