インフレ、デフレを考える

ベーシックインカム   R2.6.13(土)

 

インフレ、デフレについて、

バケツに水をそそぐイメージ

もとに考えてみる。

 

バケツの大きさ:物の供給能力

水:通貨供給量

水位:価格水準

バケツの穴から漏れ出す分:人々が貯蓄に回す分

 

①日本というバケツに、水というお金を注ぐ。

 水位という価格水準が上がる。

 

 →インフレになる

 


②日本というバケツに、水というお金をそ注ぐ。

 バケツに穴があいていた(みんな将来が不安で、お金を使わずに貯蓄に走る)。

 水位という価格水準はほとんど上がらない。

 

 →インフレにならない

 


③技術力が上がり、物の供給能力が上がった(=バケツが大きくなった)。

 水という通貨供給量は一定のまま。

 水位という価格水準は大きく下がる。

 

 →大きくデフレになる

 


④バケツという物の供給能力はどんどん大きくなっていく。

 水というお金は少しだけ注いだ。

 バケツに大きな穴があいていた(みんな将来が不安で、お金を使わず貯蓄に走る。個人は節約指向。大企業は巨額の内部留保)。

 水位という価格水準は下がる。

 

 →日本の20年間にわたる長期デフレ


 

⑤応用編:第二次世界大戦後の日本のハイパーインフレ

 バケツという物の供給能力は、工場等の生産拠点が空襲等で破壊され、大きく減少した(バケツはとても小さくなった)。

 水というお金は戦時国債を通して、大いに注がれた。

 水位という価格水準は大きく上がる。

 バケツの穴は、みんな貯蓄をしている場合ではなく、穴はふさがった。

 

 →戦後の日本はハイパーインフレとなった。

 

 

以上のようなイメージで考えてみました。